趣味の極北【建築模型】家庭で簡単に手作り建築模型が楽しめる奥義伝授その②「若き模型マニアへの遺言。これがリュウケン流の建築模型の全てだ!!!」

こんにちは。スタジオアイプ スタッフのリュウケンと申します。

前回は建築模型についての説明、そして材料と道具のご紹介をしました。

今回は実際に建築模型を製作していきたいと思います。




製作開始

今回制作するこの家は角ログ仕様の北欧風に家。建坪は38坪。縮尺は1/40 材料はバルサ材、基本1㎜厚のバルサ貼り合わせて厚さを調整することとしました。

一般的に建築模型は図面を作るところから始めますが私は図面を作りません。なぜかと言うと図面があることにより「作らされてしまう」また「作ることだけに集中してしまう」からです。図面がないといい加減な作りになってしまうように思う人もいると思いますが、住む人のことを考えながら作る楽しさ、解放感それは息抜きになります。

バルサをカットするときの注意点はカッターを垂直に立てカットする方向に力を加減して引いてゆくこと。あまり力を入れると、切るのではなく割ってしまうことになります。(断面が汚くなる)なにごとも「いい加減」がよいのですね!



接着の際のポイントは急がないこと、とにかく接着剤が固まるまでにはそれなりの時間がかかります。しかし作業を急ぐあまり乾いてない状態で動かしてしまうと「元の木阿弥」です。接着したらボンドを信じて完全に乾くのを待つ、これに尽きます!




基礎づくり〜1階制作まで

ベースを組み立てます。建築では基礎工事になります。
斜めから見るとこんな感じです。

建築模型で一番最初に取り組むのが土台、基礎づくりです。

一番神経を使うところなのですが、ここで直角がくるっていると建物がいびつになってしまいバランスの悪い建物になってしまいます。

この作業をするときいつも頭の中に浮かぶ言葉で「規矩準縄」という四文字熟語があります。これは以前付き合いのあった宮大工の棟梁から聞いた言葉で、規はコンパス,矩は直角定規のことで,それぞれ円形と方形を作り出すための器具。

準は水準器,縄は下げ振り縄のことで,それぞれ水平と垂直を作り出すための器具。1300年前に建てられた法隆寺、そのころは現代のような道具はありません。

しかし1300年前に建てられた建造物が今も存在するのは、直角なものは限りなく直角を出し垂直のものは縄におもりを括り付け上から下へ垂らし正確に垂直を出す。

地球上にある建物すべては引力に逆らい建築するのだからこの点さえ間違わなければ存在し続ける。非常に印象の残る言葉でありました。

説明が横道にそれましたがモノづくりの原点と考え大切にしている考えであり模型の土台を作る時いい加減に作ってしまうと後の作業がピッタリ納まらなくなってしまいます。

最初に取り掛かる、この作業しだいで仕上がりも変わってしまうので要注意です。



その後、床を張ってゆきます。板の幅は3mmです。


床が貼り終わりました。


次に壁の制作に入ります。壁の制作は、3mm×4mmの角材を1本1本貼り付けて今回の場合は13本で壁が仕上がります。


窓も制作、組み込みます。

窓は真ん中にアクリル板をサンドする形で作り窓枠をバランスよく接着していきます。


この時点で、キッチンやトイレ、お風呂などの水回りから冷蔵庫や棚などの内装を並行して制作します。


側面の半分が仕上がりました。仕上がった壁を土台に接着します。

ここでやはり一番注意することは床と垂直に接着することです。

垂直が出てないと家具や柱が不自然になり作業のやり直しになってしまいます。


こんな感じで仕上がりました。

家の中に配置する家具や備品の制作は、細かい作業ですが手を抜かないで作業することにより夢の膨らむところです。特にスケール感とバランスが大切になります。この家に暮らす人々の動線、物語が一番感じられるところでもあります。

トイレは位置そしてスペースとも特に考えて制作をした。日常この家の主人はトイレで読書をする習慣がある。トイレの狭い空間かもしれないが、たとへば読んでいる本が戦国時代の本で「織田信長」を主人公とした本であればトイレのドアを開けた瞬間その空間は戦国時代へタイムスリップ。だから今回は家の中心に位置している。などと考えて作ることは大変面白い。

1階全体俯瞰です。

楽しい面白い!なぜだ?それはすべて一人で構想から完成までできるからに違いありません。このようなことが気晴らしにもっとも良いのではと私は思います。

まだこの家は完成は2週間くらいはかかると思います。部屋に配置する家具、庭の造成、屋根には小窓を付けるなどいろいろ造作が出てきます。


次回はこの家が完成するところまでご紹介したいと思います!





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